
トヨタから販売されているコンパクトカーである「ヴィッツ(Vitz)」。欧州などでも、生産や販売される人気の車種である。今までは、国内でのコンパクトカーは価格の安さに比重を置いていた。ヴィッツは、デザインをはじめ、安全性能や環境性能を重要視したことで、需要の高い車種となった。1991年に販売され始めてから、フルモデルチェンジを2回行っており丸みを帯びたボディのデザインから、同社のパッソや日産のマーチといった車と比較されやすい。ヴィッツの10・15モードでの燃費は、どのモデルでも比較的よい燃料消費率となっている。JC08モードでは25km/Lとなり維持もしやすいのが特徴。フルモデルチェンジに伴い、全長が初代に比べ長くなり、収納スペースも確保された。両側のリアシートを前面に倒すことができ、大きな荷物も収納可能となる。ロック解除ノブを引くだけで、素早く前方に倒すことができるため、女性でも簡単に行うことが可能。ライトを周りの明るさによって自動で点灯、消灯できるため、トンネルを出た後の消し忘れも少なくなる。ヴィッツは、ボディのデザインから女性を中心に人気があるが、男性にとっても満足度は高い。長く乗れるデザインなので、中古車市場においても需要のある車となっている。